読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2011-08-21から1日間の記事一覧

津原泰水「11 eleven」

以前「綺譚集」を読んだときは『インモラルで、スプラッターの凄惨を極め、時に変態的でもある究極のエロスに徹し、常に尋常でない雰囲気をまとっている』と書いた。そして残酷さと美のバランスがとれておらず、そういった意味では皆川博子の短編と比ぶべく…