読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2010-04-06から1日間の記事一覧

北原尚彦「首吊少女亭」

この本は『ふしぎ文学館』の頃から少し興味を持っていたのだが、今回文庫になったのということで読んでみた。作者の北原氏は生粋のシャーロキアンだそうで、本書に収められている12の短編のうち表題作以外は、すべてホームズの活躍したヴィクトリア朝を舞…