読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2008-12-24から1日間の記事一覧

津村記久子「カソウスキの行方」

あまりにも気に入ったので、また読んじゃった。 やはりこの人はいい。先の感想にも書いたが、連綿と続く主人公のモノローグっぽい思考の連鎖がとても心地いい。そこに内包されるユーモアも絶品だし、かといって軽いわけではなく、人間関係や人生においての薀…