読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2008-11-16から1日間の記事一覧

岩井志麻子「悦びの流刑地」

「ぼっけえ、きょうてえ」以来だからもう十年くらいになるのか。久しぶりに岩井志麻子の本を読んだ。 しかし、まあなんとも爛れた世界だ。全編にわたって饐えた男女の体液の匂いが漂ってる感じで、とても 息苦しい。テイストとしては皆川博子の幻想物に近い…