読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2007-03-08から1日間の記事一覧

いまの君がいて

白々しい明かり 美しい横顔 何度も聞いたあの曲 いつまでも続いた ぼくらの時間 君は夢を語り ぼくは見つめ続けた わたしのこと好き? 大好きだよ 愛してる? 愛してるよ しあわせ? とっても幸せだよ たわいない会話 でもそれが 静かで熱い毎日の 一番幸せ…

酒見賢一「ピュタゴラスの旅」

「後宮小説」以来である。あの小説であれだけ感銘を受けたのに、なぜか疎遠になってしまった。そういうこともあるのである。本書は彼の第二作目であり、初の短編集である。収録作は以下のとおり。◆ 「そしてすべて目に見えないもの」◆ 「ピュタゴラスの旅」◆…