読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2006-07-21から1日間の記事一覧

島田荘司「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」

この本を読んだのはたいそう昔のことなのだが、久しぶりに大笑いしたミステリとして記憶している。 島田作品としては軽いタッチの作品であり、トリックもさほど感心するものではなかったが、無類に楽 しいミステリだった。漱石とホームズの邂逅というアイデ…