読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2006-02-02から1日間の記事一覧

トマス・ピンチョン「競売ナンバー49の叫び」

ぼくが読んだピンチョンは、本書一冊きりである。 この本を読んだのも10年以上前だ。それから現在にいたるまで1冊も彼の本を読んでない。あの「重力の虹」も書棚におさまってずっと威圧的に睨みをきかしている。 それほど本書から受けた印象は、強いもの…