読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2006-01-23から1日間の記事一覧

チャールズ・バクスター「初めの光が」

このあいだ紹介したバクスターの初長編である。 構成が秀逸で、章を追うごとに時間が逆行していくのである。このことによって、どういう効果が得られるか? 読み手は、先に結果を知らされるのである。そして、読み進めるにしたがって事の次第を理解するとい…