読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2006-01-09から1日間の記事一覧

宇月原晴明「聚楽 太閤の錬金窟」

本書は「信長 ― あるいは戴冠せるアンドロギュヌス」で、第十一回日本ファンタジー大賞を受賞した著者の受賞第一作である。 デビュー作を飛び越えて本作を先に読んだのだが、いやあ驚いた。大傑作ではないか。本書で描かれるのは、信長、秀吉、家康の三人の…