もう十数年前の話である。 冬の土曜日の朝まだき、いきなり目が覚めた。 時計を見ると五時半。 なぜ、目が覚めたんだろう。でも、妙に胸がドキドキしている。変な夢でもみたのかな。 ぼんやりしていると、質感をともなった悪意が足元から吹きつけてきた。 足…
錯綜する推理が迷宮にも似た混乱を呼び、いったい何がどうなってるのか一回読んだくらいでは、よくわからないという困った状況に陥ってしまうのが、本書「キドリントンから消えた娘」です。 何がスゴイといって、本書に登場するモース警部の推理迷宮は、ちょ…
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